生産者よりお客様へ
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ご挨拶
『しいたけって奥が深いし、難しいこともあるけど、
すごくやりがいのある仕事!』
というのが私の仕事に対する思いです。
『しいたけって奥が深いし、難しいこともあるけど、すごくやりがいのある仕事』というのが私の仕事に対する思いです。
大学卒業後、一旦は会社に就職し、化学系のメーカーで商品開発をしていました。もともと、ものを作り出すことが好きなんです。
会社の仕事も全く新しいものを生み出すということで、やりがいのある仕事でした。ただいかんせん、失敗がほとんどで、なかなか喜びというところまではいかず、ただもくもくと作業に打ち込む毎日。ストレスも正直たまってたと思います。
家業であるしいたけは父が始め、私も小さいころから手伝っていました。また就職してからも休みの日には店番をしたり、収穫を手伝ったりと忙しい毎日でした。
また2001年には関西周辺のしいたけ生産者が集まって会をつくり、もっと原木からつくられるしいたけの良さをアピールしようということになりました。当時はおりしも中国からの菌床しいたけが大量に日本に入ってきてて、格安で売られているときでした。それに対して政府は暫定のセーフガードを発令し、また週刊誌に中国産の危険性が報じられるなど、しいたけにとっては大きな転換期が来ていたときでした。
最近ではあらためて、ほんものの良さが見直されてきているということもあり、おいしいといっていただけることが多くなりました。
原木でしいたけを栽培するというのは、自然相手でなかなか厳しいところもありますが、その分喜びも大きくやりがいのある仕事だと思っています。
これからも買っていただく方に喜んでいただけるような、いいものが作れるよう努力していきたいと思います。
高槻しいたけセンター 生産者 渡邊 美広
国産原木しいたけ生産者の会
2001年9月に関西周辺の原木しいたけ生産者約20名が集まり、国産の原木からできた本物のしいたけをもっとアピールしようということで、会を結成しました。
昔は原木で栽培するのが普通だったのですが、いまや菌床といって、おがくずなどに化学肥料を混ぜて、菌を植え付け栽培するものが、ほとんどになりました。
その菌床しいたけと原木しいたけが、店頭では一切区別なく売られていて、大量で安く販売される菌床におされ、原木は窮地に追い込まれていきました。
市場価格の下落から生産をやめる人も増え、後継者は育たず、生産量は減る一方です。
この会ではどうすればいいのかということで、年に何回も会合を開き、栽培方法の違いを商品に明記するよう国に訴えてきました。
その甲斐あって、2006年10月にようやく栽培方法の明記が義務づけられました。
またいろんな活動をされている方たちと一緒にイベントをしたり、チラシを作成して一般の方に知っていただくための取り組みもしています。
原木しいたけは自然に優しい!
原木しいたけの畑であるクヌギやコナラの木は伐採してもすぐに新しい芽が出て若い森となります。
原木の適度な伐採は森の新陳代謝を促し活力を高めます。
ただ最近では、ナラ枯れといって、ナラの木が枯れる病気が広がってきています。これも適期に原木を使用できなくなってきたために、広がってきたと考えられています。
「原木しいたけ」を食べる事は、結果的に森を守り自然環境を守る事になるのです。
地元産の安心・安全な原木を使用!
最近では原木を切る業者も減り、良質な原木を入手することが困難になってきています。
山は手入れしないと荒れていきます。
しいたけ用原木(コナラ・クヌギ)があるという方は一度ご連絡ください。
買取も行っております。